子どもの睡眠は、成長期における健全な心身の発達のために重要です。しかし、子どもの就寝時刻は後退し、睡眠時間が短くなっている報告が後を絶ちません。睡眠不足は、成長を妨げることをはじめ心身にさまざまな悪影響を与えます。まずは、子ども自身が睡眠の重要性を理解し、生活リズムを調整するスキルを育むことが必要です。そのためには、学校関係者や保護者のみなさまのサポートが不可欠です。

　令和３年度～令和５年度の愛知県研究開発事業「子どもの睡眠対策に向けた効果的なアプローチ方法の検討」では、愛知県内の小学校15校（2,784人）にご協力いただき、「睡眠教育プログラム」を実施させていただきました。睡眠教育プログラムで使用した授業スライドやワークシート、保護者向けの情報発信「睡眠だより」を学校現場ですぐにご活用いただけるように以下のとおり、ダウンロード教材を作成いたしました。子どもの睡眠をはじめとする生活習慣の実態把握、睡眠教育の推進などの参考としてご活用いただき、子どもの心身の健康保持増進にお役立ていただければ幸いです。